
情シスの業務効率化にAIが役立つのはもちろんですが、それ以上に怖いのが経営層からの唐突な「AIに関する無茶振り」です。
中小企業だと「なんか流行ってるから」という理由だけで急に意見を求められることも多いですよね。
「触ったことありません」では済まされない空気があるからこそ、先回りして一通り試しておく必要があるんです…。
情報システム部の業務は、問い合わせ対応・運用保守・セキュリティ・資産管理・SaaS管理・社内ナレッジ整備など「幅が広く、割り込みが多い」のが特徴です。
AIは“すごい文章生成”よりも、定型業務の圧縮・調査の時短・ナレッジの再利用・問い合わせ一次対応に効きます。
また、社内の業務効率化を推進する立場としても、今後はAIについて「詳しくないといけない」場面が増えていきます。AIそのものの技術を深掘りするというより、まずは “安全に使う前提(ルール)” と “現場で使える型(テンプレ)” を持っておく必要性があります。
「まずは無料で……」と思いがちですが、実は月額1,000円程度の投資で、無料版とは比較にならないほどの生産性が手に入ります。
今回は、情シスが自ら使い倒すべき有料AIツールをランキング形式で紹介します。
有料で使うおすすめAI(情シスが個人で試すAI)



中小企業の情シスあるあるですが、話題のAIツールを試したくても、稟議を通すハードルが高くて結局「自腹」で検証…なんてこと、よくありますよね。
自己投資は大切ですが、あれこれ試しているうちに「気付けばサブスク代がとんでもない額に…!」なんて悲劇が起きないよう、お財布の管理もどうかご安全に。
1位:ABACUS.AI(ChatLLM Teams)
ABACUS.AI の ChatLLM Teams は、「とりあえずこれを契約しておけば、今どきの主要AIは一通り試せる」と言ってもいいレベルの環境です。
月額約 1,000円前後($10/ユーザー/月のBasicプラン換算) で、
話題の Gemini 3 Pro 系モデル、Claude 系の最新モデル、GPT 系の最新モデル群、Nano Banana Pro など、複数ベンダーの高性能モデル をまとめて扱えるのが特徴です。
※正確な対応モデルや料金は変動する可能性があるため、最新情報は RouteLLM APIsのページ を参照してください。
生成AIの世界は、
- ChatGPT が高性能モデルを出す
- それに対抗して Gemini がさらに高性能モデルを出す
- さらに別ベンダーが追いかける
という激しい競争になっています。
この中で、「新しいモデルが出たらすぐに触って試せる」というのは、情シスにとって非常に大きなメリットです。
ABACUS.AI は、背後で複数のAIモデルを切り替えながら動作するため、
- ユーザーは どのモデルを選ぶか細かく意識しなくても
- 内容に応じて適切なモデルで回答してくれる 仕組みになっており、
結果として、「自然にその時点での最新・高性能なAIを使っている」状態 を実現しやすくなっています。
情シス視点では、
- モデルごとにアカウントを増やさなくてよい(管理が楽)
- ベンダー競争の恩恵(より高性能なモデル)が、そのまま社内から利用しやすい
- DeepAgent などを使えば、調査〜資料作成までを一気通貫で任せやすい
といった点から、「まず1本、社内AI基盤として契約しておく」選択肢として非常にバランスが良いサービスだと言えます。



「もはやこれでいい」と思える情シス向けAI環境です!




ABACUS.AIの登録方法
- ABACUS.AI 公式サイトへアクセス
- 「Get Started」をクリック
- サインアップ(Googleログインが楽です)
- クレジットカード情報を入力して完了!(月額10ドルです)






ABACUS.AIのサブスク解約の方法
- 管理プロファイル画面へアクセス
- ページを一番下までスクロール
- 「Cancel Subscription」ボタンからいつでも解約可能です




2位:Gemini(Google)
「画像生成も含めて試したい人向けの王道」
Gemini は Google が提供する対話型AIで、無料版もありますが、無料プランだと利用回数や機能に制限があります。
特に、いま話題の
- Gemini 3 Pro(高性能モデル)
- Nano Banana Pro(高品質な画像生成モデル)
といった最新のモデルをしっかり使いたい場合は、「Google AI Plus」プランへの加入がほぼ前提になります。
- プラン名:Google AI Plus
- 料金:月額 約1,200円($7.99/月程度。地域やレートにより変動)
ABACUS.AI のように「複数ベンダーのモデルをまとめて使える」わけではありませんが、
Googleアカウント1つで完結し、Gemini 3 Pro や Nano Banana Pro を手軽に試せるのは大きな魅力です。


3位:ChatGPT(有料プラン)
「AIの代名詞。迷ったらこれだが、コストは高め」
AIといえば、やはり真っ先に名前が挙がるのが ChatGPT です。
無料版や安価なプランもありますが、実務でガシガシ使うなら、個人的には 「ChatGPT Plus(月額 約3,000円 / $20)」 プランがおすすめです。
- 料金:月額 約3,000円($20/月)
- URL:ChatGPT
有料プランにすることで、最新モデル(GPT-4oなど)を文字数や回数をあまり気にせず(※制限はありますが無料版より大幅に緩和されます)使えるのが最大のメリットです。
1位の ABACUS.AI(約1,000円〜)や2位の Gemini(約1,200円〜)と比較すると、月額3,000円は少し高めに感じるかもしれません。
しかし、「AIのスタンダード」としての安心感や、多機能なGPTs(カスタムAI作成機能)を使いたい場合には、依然として有力な選択肢になります。


番外編:初心者でも迷わない!「Genspark」



「AIに詳しくなくても、検索感覚で使いこなせる」
最後に番外編として、最近CMでも見かけることが増えてきた Genspark を紹介します。
「AIに詳しくないけど、とりあえず便利さだけ体感したい」という初心者には、とても相性の良いサービスです。


- 特徴
- キーワードや質問を入力すると、AIが関連情報を集めて
専用のまとめページ(Sparkpage) を自動生成してくれます。 - 従来の「検索結果のリンクをひたすら開いて読む」スタイルではなく、
最初から“レポート形式”で概要を出してくれるイメージです。
- キーワードや質問を入力すると、AIが関連情報を集めて
- 情シス・初心者へのメリット
- とにかく簡単:検索エンジンを使う感覚で入力するだけで、AIが裏側で動いてくれます。
- 情報の信頼性が追いやすい:引用元が明示されるため、情シスの調査業務(新しいSaaSの評判調査など)にも便利です。
- 無料から試せますが、本格的に使う場合は有料プラン(例:月額 $19.99/月 程度の上位プラン) で利用制限が緩和されたり、高機能が使える構成になっています。
「まずは難しいことを抜きにして、AIの凄さを体感したい」という初心者の方や、リサーチ業務を効率化したい情シス担当者は、まずGensparkを触ってみるのも一つの手です。
